


Tchaikovsky

倉井部ケイシ
1日前に更新
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交響曲第6番ロ短調「悲愴」
「悲愴」というタイトルは知っていながらも未聴だったので、この絵を描くにあたって初めて聴いてみました。
そのタイトルから連想されるような暗く儚い要素はもちろんあったのですが、それ以上にダイナミックで力強い演奏と構成が見事で、悲愴という言葉とはある意味真逆の生命力に溢れるようなエネルギーも同時に込められているように感じました。チャイコフスキーの楽曲では金平糖の精の踊りがすごく好きなのですが、同時期にこれを作曲したとは思えないような違った魅力が満ちている楽曲で、とても気に入りました。
これをどう表現しようか悩んだのですが、悲愴という言葉から連想される暗く冷たいイメージを青系の寒色と吹雪で、そして自分が楽曲から感じ取った力強さ・ダイナミズムを差し出された手や正面を向いた顔、そして手のひらの上で強く輝く光という形で表現してみました。